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情報社会論2010

情報社会論〜超効率主義の構図〜

_ ねらい

年功序列・学歴主義・業績主義(メリトクラシー)の崩壊のあとに台頭してきたのは,効率主義である.つまり,国内の工場で長い年月と労力をかけてしかも高い賃金を支払わなければいけない熟練工を育てるよりも,安い賃金で雇えるならばよその国から優秀な熟練工を連れてこよう,あるいは工場ごと海外に移動し低コストで世界相手に大量に製造 していこうという発想である.学歴も業績も問わない,即戦力となる人材が可能な限り低コストでほしい,ルーチンな作業をこなすのは高いコストのかかる正社員でなく作業量に応じて調整のきく非正規の社員で補いたい,幹部候補として育てるためには途中で退職する可能性が低く育てた後も長く貢献してくれるできるだけ若い人材の方がいい. このように現代の日本社会は,低コスト高効率を極限まで追求しようとする傾向が非常に顕著であり,この傾向を超効率主義と命名しており,超効率主義の構図について議論する.

_ 目標

課題の発見、問題解決能力の育成。

_ キーワード

情報社会,超効率主義,情報モラル,Web2.0

_ 授業計画

情報社会のメリットとデメリットについて議論していきます.

  • 第1回  オリエンテーション。情報社会で起きる一場面についてビデオを見て、その後のストーリーを予測する。
  • 第2回 その後のストーリーを確認し、情報社会のメリットとデメリットについて考察する。
  • 第3回 情報社会の進展に伴う社会構造の変化。
  • 第4回 情報社会の進展に伴う社会構造の危機。ジニ係数http://www.stat.go.jp/data/soutan/sokuhou/nen/index.htm。→( [添付])→( [添付]
  • 第5回〜第7回 関心のある企業を一人ひとつ決め、企業のバックグラウンドや人材育成、社会情勢、雇用体制など、様々な要因に関するポートフォリオを作成し、株価推移を予測する。
  • 第8回〜第12回 情報社会をテーマとしたディスカッションと課題作成
  • 第13回〜第15回 課題の発表とまとめ

_ リデュース(Reduce)・リユース(Reuse)・リサイクル(Recycle)事業部

ネット上で、パソコンやテレビ等をリサイクルしたり、シェアリングをおこなうサービス

_ 福祉事業部

医療機関と地域の高齢者との連絡をサポートするシステム。お年寄りでも操作できるサイトの作成と学生アルバイトの訪問アルバイトの使用

_ 旅行案内サイト事業部

旅行する際にをさまざまな交通手段を使い学生に便利なより安く旅行ができるように検索しやすい旅行案内サイト

_ 農家支援事業部

農家にHP作成を提案

_ 地域活性化事業部

地区ごとの詳細情報が、地図情報とリンクして見られるようにする

_ エンターテイメントサイト事業部

_ オークションサイト事業部

_ 家庭教師・保育士・ホームヘルパー斡旋事業部

_ 広告営業事業部

学食やコンビニなどのレシートの裏に、山形市内のお店の広告や割引券などをのせて直接山形企業を活性化させるなど

_ 通販サイト事業部

_ 検索サイト事業部

→( [添付]

_ 課題

  •  5月18日まで】 テキスト第2章「情報社会の進展に伴う社会構造の危機」の要約を行い、情報社会の進展に伴う社会構造の問題点を箇条書きにする。要約はレポート用紙1ページ以上。社会構造の問題点は、図で表してきてもよい。

_ 情報社会の進展に伴う問題点の抽出

  • チームA
  • 情報に関すること
  • 情報の偽造・ねつ造や詐欺問題
  • 間違った情報を信じやすい
  • 情報操作された情報がある
  • 間違った情報でもすぐに広まってしまう
  • 個人情報が流失する危険がある
  • 犯罪に関すること
  • サイバー犯罪に巻き込まれるかもしれない
  • 不正アクセスの増加
  • 六法全書には、サイバー犯罪を想定した記述がほとんどない
  • 最新のセキュリティーソフトでも万全ではない
  • 教育に関すること
  • 急速な変化に対処できる技術者の育成が必要になる
  • モラルの欠如
  • 情報リテラシー教育の整備が完全に行き届いていない
  • その他
  • 知らない間に人を傷つけるかもしれない
  • 自分の言いたいことが伝わらないことがある
  • マネーゲームが盛んになり、社会を本当に豊かにする生産活動がおろそかになる
  • チームB
  • 倫理
  • 六法が及ばないグレーゾーンが拡大してきている。
  • 匿名性を利用した掲示板での中傷的な書き込みが増加してきている
  • 故に信憑性のない偽情報があふれる場合もある
  • suicaなどは便利だが、危険も伴う
  • ネット上でのモラルを欠いた言動
  • 検索エンジンの情報を鵜呑みにする人も多い
    • 社会
  • 自殺ほう助や殺人請負などの危険な情報がある
  • 犯人が特定できても立件できない場合がある
  • ネットが原因のひきこもり、ネット中毒が原因となった犯罪がある
  • ネットワーク犯罪の増加
  • 身に覚えのない買い物や、手数料が請求される不正アクセスが徐々に増加
  • ネットトレードは信用取引の場合、優遇とは裏腹に危険がともなう。
  • 正規に販売されているソフトでも使用法によって危険なソフトも多い
  • 経済格差とともに情報格差が広がり、機会の平等を崩す
  • ネット上での人と人とのつながりが多くなり、人間関係の希薄化が進む

_ 授業

  • 1か月後も上がる企業を予測ー>1ヶ月間の推移グラフをエクセルで描く(6/15より1か月後)。
  • 景気が振るわないけれど応援したい企業を一つピックアップ ー>景気の良い企業等と比べて、何が不足しているのか要因を考えて、ワードにまとめる(6月29日に発表)。

_ 【成績評価の方法】

  • 課題 60点
  • ポートフォリオ 20点
  • 平常点 20点

_ 【テキスト】

『情報社会論〜超効率主義社会の構図』北大路書房 (2007).~

_ 【参考書】

『「誰でも良かった殺人」が起こる理由 ― 秋葉原無差別殺人事件は何を問いかけたか』日本標準ブックレット(2008)
『ケータイ不安〜子どもをリスクから守る15の知恵』NHK出版生活人新書(2008)
『現代のエスプリNo.492 ネットジェネレーション バーチャル空間で起こるリアルな問題』至文堂(2008)
『ネットジェネレーションのための情報リテラシー&情報モラル〜ネット犯罪・ネットいじめ・学校裏サイト』 大学教育出版 (2008).
『サイレント・レボリューション』 ぎょうせい(2006).
『実践情報モラル教育〜ユビキタス社会へのアプローチ』北大路書房 (2005).
『児童生徒が喜んで挑戦するコンピュータ課題集〜情報活用力の育成を目指す』明治図書 (2003).
『ポートフォリオで情報科をつくる〜新しい授業実践と評価の方法』北大路書房 (2002).

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Last-modified: Sun, 01 Aug 2010 20:51:29 JST (3701d)