*人とコンピュータ7:*人とコンピュータのこれから[#wa64fe1c] #clear コンピュータはこれまで以上に小型化、 #clear 高性能化が進み私達の生活に浸透していく。 #clear それは周りのさまざまなものにコンピュータが遍在し、 #clear 様々な物がコンピュータに接続されよりアクセスが簡易になる #clear ユビキタス社会の例を挙げるまでもなく、現実の社会でも #clear 最早コンピュータ無しでは立ち行かない。 #clear しかし、ひとつ問題がある私達の大部分はコンピュータの使い方は #clear わかっても、その仕組みにはまったくもって無知なのだ。 #clear それは現在の社会を支える多くの道具にもいえる事で、 #clear 私達は何で動いているのかわからないブラックボックスに囲まれて、 #clear それに命を委ねて生きているのだ。 #clear その中でもコンピュータは最もたるものだろう。 #clear なのに私達はそんなことを気にも留めず生きている。目の前にある、 #clear 何で動いているのかよくわからない不気味な道具を、 #clear 微塵も疑いもせず信じきっている。 #clear 何故だろうか? #clear それは、道具というものの根源にある意味ゆえだろう。 #clear 結局のところ道具というものは身体の延長である。 #clear 鋏や箸は手の延長、車などの乗り物は足の延長、 #clear 電話は口や耳の延長、眼鏡やテレビは目の延長といった具合である。 #clear 眼鏡をかけている人間は、それを長い間かければかけるほど #clear それ自体を意識しなくなってくる。テレビで見ただけのことを、 #clear さも自分が見て聞いてきたかのように話す。 #clear 車を運転しているときも、ついつい運転にあわせて体が動く。 #clear こういったことは、その道具を使い込めば使い込むほど、 #clear 身体との一体化が進んでいく。 #clear 実際の体も、訓練を積んだ人のそれと一般人のそれでは #clear レスポンスの差は歴然だろう。 #clear それと同じことだ。一度なじんで身体と一体化した道具、 #clear もしくはそうであるのが当たり前とされている道具に対して #clear 人は疑問を抱かない。例え仕組みがわからなくても人は、 #clear 自分の身体に疑問を抱きはしない。 #clear #clear #br では、コンピュータとは何の延長であろう? #clear それは『脳』である。 #clear コンピューターは外部記憶装置であり、補助処理装置である。 #clear 家電などに潜むマイコンは、 #clear 私たちの動作を自動化により補助する『小さな脳』であり、 #clear パソコンは、もっとも優秀な補助脳として #clear 私たちの記憶、情報を記憶、整理、編集する。 #clear 超高性能化、操作の簡便化、小型化、 #clear その果ての『身につけるPC』であるウェアラブルPC。 #clear この補助脳はどんどん私たちとの一体化を深めています。 #clear 「身体としての道具」「もう一つの脳としてのコンピュータ」 #clear この概念を突き詰めたSFの表現の一つとして #clear ~「サイバーパンク」と呼ばれるものがあります。 #clear 詳しい定義の説明については、このページに譲るとして #clear http://www.kt.rim.or.jp/~igeta/gr00/ns/02.html #clear 要は、身体をまさしく代替可能な道具と捉えることであり、 #clear コンピュータを文字通り『補助脳』として脳内に埋め込む事が #clear 一般化している世界を描くSFの形態である。 #clear 脳にコンピュータを埋め込むなんてまさか、 #clear と思う人もいるかしれないが、現に #clear http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040116301.html #clear このような研究が多くのところで行われている。 * あなたは、実際に脳にコンピュータを埋め込む時代が来ると思いますか?[#tc3b5196] #vote(思う[29],思わない[61]) #vote(思う[30],思わない[61]) * もし実際にそのような時代が来るとしたらどう思いますか? [#o5cb0e11] #article (&attachref(pc07.png);)