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文学(日本)3 のバックアップ(No.1)


_ 枕草子・清少納言について

☆『枕草子』
 1001年ごろ成立した約300段からなる随筆です。日本最古の随筆文学だと言われています。一条天皇の中宮定子を中心とした後宮に出仕していた筆者の見聞や体験、感想などが記されたものです。『源氏物語』が「あはれ」の文学と言われるのに対し、この作品は「をかし」の文学と言われています。微妙な色彩や変化を丁寧にとらえた美意識は、以後の日本人の美意識の規範ともなったようです。

☆清少納言
 康保3年、父が59歳の時に生まれ、家庭で和歌&漢文の教養を身につけました。16歳の時に1歳年上の橘則光と結婚し、翌年に則長をもうけました。正暦4年(993)に一条天皇に入内していた中宮定子の後宮に出仕しました。この時に清少納言は28歳、中宮定子は17歳だったといいます。幼い定子の成長を見守っていくなかで、素敵な作品を残したのでしょう。

★清少納言と紫式部
『紫式部日記』には次のような清少納言評があります。
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人。さばかりさかだち、真名書きちらしはべるほども、よく見れば、まだいとたらぬこと多かり。
 紫式部が清少納言を強く意識していたことがうかがえます。