Mobile Learning
情報教育論
_ 授業の目的・概要及び達成目標
情報社会の中で主体的に生きる学習者を育てるために、「情報の科学的理解」「情報活用の実践力」「情報社会に参画する態度」の育成について、システム、授業設計、学習評価などの観点から議論する。特に、近年生徒指導上で誤解が起きたり問題となっている「ケータイ」「アイコラ」「P2P」「ネットいじめ」「ゲーム」などを話題に取り上げる。
_ 授業計画
- (1) インターネットやP2Pやクラウドコンピューティングなどの仕組みとその問題点
- (2) アイコラ、ネットいじめ、学校裏サイトなどの諸問題について
- (3) ケータイやネットやゲーム機などの問題が、なぜ解決しないのか
- (4) 発達段階に応じたケータイやネット指導について
- (5) ケータイやネット指導・評価の進め方について
- (6) ケータイやネットに関する問題点のマップ化 (各自関心のある問題点を一つ決める)
- (7) 各自関心のある問題点に関して仮説を立て、検証する方法を決める。(6/3)
- (8) 検証過程の中間報告(6/10)
- (9) 検証結果の報告(6/17)
- (10)検証結果と考察をレポートにまとめる。(6/24)
- (11)検証結果をもとに、各自決めた問題点を解決するための指導案作成(7/1)
- (12)レポートと指導案の発表(7/8)
- (13)レポートと指導案の発表(7/15)
- (14)レポートと指導案の相互評価(7/22)
- (15)修正後のレポートと指導案の提出(8/5)
_ 授業課題
- 4/15 ポートフォリオの準備、情報教育の問題点を把握するため広く読書をすること。読んだ本は、書名・著者名・出版社・出版年・概要・気になった箇所のリストアップ(書き方例:携帯電話の普及率 P62)、新聞記事などは切り抜いてポートフォリオに挟んでおくこと。
- 4/22 ポートフォリオの確認。引き続き、情報教育の問題点を把握するため広く読書をすること。
- 5/6 情報技術の発展に伴い派生したと考えられる問題点を箇条書きにしてくること。ビデオの展開予測。
- 5/20 テーママップを描き、自分が一番関心を持っているテーマに★マークを付ける。★を決めた理由の発表を5/27に行う
(発表内容: A、B、Cの文献を調べた結果、○と、△と、□についてはわかったが、××については、まだ明らかにされていない。そこで★をテーマとした。★については、周辺的データとして〜〜があり、〜〜という仮説を立てている。)テーママップと、上記発表内容を書いて提出(裏表印刷で授業前に全員に配布すること)。調べた文献に関しては、標準的な文献記載方法で記載すること。発表時間は一人5分。
- テーママップを書くときには、「情報社会の問題点1」のキーワードを参考にするとよい。キーワードに追加がある場合は、自由に付け足してください。
- レポートの書式はこちらーー>問題解決型プロジェクト学習の進め方
- 骨組みのチェックポイント: テーマ、問題意識、仮説、仮説の検証方法が、一続きになっているか?
- 考察のチェックポイント:先行研究と比較しながら考察しているか。単なる感想文になっていないかどうか注意すること。
- 提出前のチェックポイント:書式、引用の仕方、誤字脱字の再確認。
- 被調査者が集まらない場合は、大学院生向けの質問紙として、大学院生の場合、としてまとめればよい。被調査者を探すことが、重要ポイントではなく、1番が一番大切なので、無理のない範囲でよい。
- http://spreadsheets.google.com/viewform?hl=ja&formkey=dDVZb2R0VGttb0haaGd6UmcyU0c0X0E6MQ#gid=0 -- B0IM3012 2010-07-22 13:15:19 (木)
_ 参考サイト
- 時計型携帯電話の例http://www.alibaba.co.jp/pDetail-gs/102713011.htm?inid=nwmail_pdt_pop_lnk
- http://pigg.ameba.jp/lp/landing_3163.html
_ お薦め学会
2〜3チームぐらい作成して、発表してみることを目標にしてはどうでしょう。他大学の人との交流も有意義だと思います。
_ 成績評価方法および基準
- レポートと指導案
- ポートフォリオ (評価規準・基準については授業の中で説明する)
_ 教科書・参考書
その都度指示する
- (情報教育に関して) 『即レス症候群の子どもたち ケータイ・ネット指導の進め方』日本標準(2009) 『ケータイ不安〜子どもをリスクから守る15の知恵』NHK出版生活人新書(2008) 『ネットジェネレーションのための情報リテラシー&情報モラル〜ネット犯罪・ネットいじめ・学校裏サイト』 大学教育出版 (2008). 『現代のエスプリNo.492 ネットジェネレーション バーチャル空間で起こるリアルな問題』至文堂(2008)
- (レポート作成に関して) 『情報社会の学び力 --レポートの書き方基礎基本-- 』丸善(2010)
Link: 問題解決型プロジェクト学習の進め方(2420d)
Mobile Learning(2633d)
情報教育論2013(2784d)
情報社会の問題点1(3519d)
Last-modified: Thu, 22 Jul 2010 17:52:52 JST (3833d)