Environmental learning


03A218 建築物の緑化 の変更点


 *環境のために建築ができること [#m2ebdc1f]
  建築に限らず、社会全体で環境問題が叫ばれているがそれに対して建築はどのように取り組み、環境問題の解答とするのであろうか。社会全体の環境問題に対する構想、いわゆるエコプロジェクトでは次のものが主として挙げられる。~
 ー然素材の利用~
  →環境保全のみならず、発展途上国の貧困の撲滅にもつながる~
 ∈叔の緑化、既存の自然環境の保全~
  →光合成により大気中の二酸化炭素の減少、自然的浄化作用~
 M害物質、二酸化炭素の排出の削減~
  →土壌汚染、水質汚濁、地球温暖化の抑制~
 ね害物質を分解する物質、触媒の利用~
  →超臨海水(ダイオキシンの分解)、自動車の排出ガス浄化装置(NOXなどの削減)~
 ゼ然エネルギーの利用~
  →太陽光発電、風力発電、地熱発電など~
 Ε璽蹈┘潺奪轡腑鷙汁曄頁儡物のない社会活動)~
  →生ごみをたい肥として利用、工場の廃熱を給湯の熱源として利用~
 Д螢汽ぅル、リユースの推進~
  →資源ごみの分別、ドイツのデポジット制~
 
 このように非常に多くの項目が存在するが、この中でも建築において当面の課題とされているものが二酸化炭素の削減による地球環境の保全である。その中でも屋上緑化はそれらの問題を解決する非常に有力な手法となりうるだけの有益性を持っている。~
 
 **屋上緑化とは?  [#n37ef1f4]
 大都市のヒートアイランド現象を防ぐためには、緑化を推進することが不可欠であるが、地価が高く、活用できる土地はあまりなかった。そこで注目されたのが屋上であり、防水・防根を施し、軽量土壌などを載せ、芝や多肉植物のセダム、樹木や草木を植える手法が発足し屋上緑化の工法となった。~
 
 前の文章で屋上緑化が地球環境の保全に効果的であると書いたが、それにはどういった理由があるのであろうか。~
 まず、建築における環境問題の当面の課題である二酸化炭素の削減であるが、これには建物の高気密化・高断熱化と、空調など機器の効率向上がキーワードとなっている。これらの項目を満たすのに屋上緑化は適しているのである。その理由は屋上緑化のメリットから伺うことができる。
 
 ***屋上緑化のメリット [#le14fcf8]
 屋上緑化のメリットは主として次のようなものがあげられる。~
 .辧璽肇▲ぅ薀鵐標従櫃陵淦~
 →2000年8月上旬に行われた実験では、緑化された屋上は何もされていないコンクリートの屋上に比べ、表面温度に約20℃もの差が生じた。(コンクリートの表面温度約50℃、緑化された土壌表面は約30℃であった。)~
 高断熱化の達成~
 →外気温の高い環境では、緑化された土壌に含まれる水が水蒸気に気化する際、気化熱となって熱が奪われるので熱貫流量(建築物外部から内部へ移動する熱量)が約20%低下するといわれる。外気温の低い環境でも土壌の層による保温効果が期待できる。~
 9眞杷に伴う空調機器の効率化~
 →建物の断熱性が向上したことにより、空調機器への負荷を低減~
 ご超への貢献~
 →光合成による二酸化炭素削減と、人間への良好な環境の提供~
 
 このように建築物に課せられた課題を達成しつつも、それ以上のエクストラをもたらしているのだ。~
 また、緑化施設による固定資産税の低減や、国土交通省による助成金の交付が受けられることも見逃せない。環境問題に対する国の姿勢が伺える部分でもある。~
 
 逆にデメリットとしては~
 )豹綫の確保が問題である~
 定期的なメンテナンスが必要~
 イニシャルコストがやや高価である~
 などがあげられる。~
 
 
 **屋上緑化の工法 [#lc395872]
 >ガーデン型緑化~
 >植栽基盤・・・軽量土壌 ~
 >過重・・・147kg〜 ~
 >厚さ・・・22cm〜 ~
 >植物・・・高木・中木・低木・地被類などすべての植物 ~
 >施工性・・・悪い ~
 >イニシャルコスト・・・総合的には高い~
 >メンテナンス・・・集約的(intensive)~
 >内容  剪定・刈込み・施肥・除草・消毒など(年5回以上の管理が必要)~ 
 >灌水装置・・・基本的に必要 ~
 >ランニングコスト・・・高い ~
 
 >薄層緑化~
 >植栽基盤・・・やし繊維マット・樹脂繊維マットなど ~
 >過重・・・40kg前後 ~
 >厚さ・・・5cm程度 ~
 >植物・・・芝、セダムなどの草本類 ~
 >施工性・・・よい ~
 >イニシャルコスト・・・総合的には安い ~
 >メンテナンス・・・粗放的(extensive)~
 >内容  刈込み・施肥(年1回程度)~
 >灌水装置・・・基本的に不要 ~
 >ランニングコスト・・・安い ~
 ※セダム・・・ベンケイソウ科に属する多肉植物~
 
 ***感想 [#tf329857]
 もともと屋上緑化のような新しい工法は興味があった。それは建築が社会に付随するものである以上は、社会の変化に対して建築は建築にできることをやっていくべきだと考えるからであり、建築が今できることのひとつに屋上緑化のような環境保全のための工法があるからだ。今回レポートした屋上緑化はそのうちのひとつである。私たちは環境問題をできるだけ達成するために常に行動することが必要であると感じた。
 
 ***引用 [#jf001001]
 http://www.trust-service.co.jp/green/index.htm 屋上緑化総合~
 http://const.tokyu.com/technology/index.html 東急建設テクノロジーサイト~